開いた毛穴は戻らない？男性の毛穴のお悩みと対策方法

毛穴に悩むのは女性だけではありません。「開いた毛穴は戻らない？」「毛穴が目立つのが気になる」とお悩みの男性も多いようです。本記事では男性の毛穴トラブルの原因や対策について解説していきます。

男性の毛穴が開きやすい理由

実は多くの男性がお悩みの毛穴の開き。男性の毛穴が開きやすい理由は、男性ならではの要因がいくつか考えられます。順に解説していきます。

女性に比べて皮脂の分泌が多い

一般に、男性の皮脂の分泌量は女性の約2倍といわれています。男性ホルモンの働きで皮脂分泌が活発になるためです。皮脂分泌が多いと、その出口である毛穴が開いた状態となります。

実は、女性の体内にも、少量ですが男性ホルモンが分泌されています。皮脂分泌が過剰になると毛穴が開きやすくなるのは、男性も女性も同様です。ですので、ホルモンバランスが崩れると、女性も男性ホルモンの影響を受けて、皮脂分泌が活発になり、ニキビができやすくなるのです。

女性に比べて皮脂の分泌が多い男性は、もともと毛穴が開きやすい状態にあるといえるでしょう。

髭剃りで肌がダメージを負いやすい

日々の髭剃りも、メンズならではの肌トラブルの原因として考えられます。

肌の一番外側にある角層は、平均約0.2mmと非常に薄い層でできていますので、髭剃りの動作で、剥がれたりダメージを負うことがあります。

通常、肌は皮脂と汗が混ざった皮脂膜でおおわれ、水分の蒸発を防いだり、外部の刺激から守るバリア機能を果たしています。しかし、角層が剥がれたりなどのダメージを受けると、バリア機能や保湿機能が低下し、肌が乾燥します。乾燥を補おうとした肌が、皮脂分泌を促し、それが毛穴の開きにつながるという悪循環が起きてしまうのです。

紫外線ケアをする習慣がない人が多い

男性は、真夏のビーチやマリンスポーツのシーンなどでは、日焼け止めを塗っていても、日常的に紫外線ケアの習慣がない方が大半です。女性に比べると、美白ケアに興味がある方が少ないことも影響しているでしょう。

しかし、日常的にも紫外線のダメージは積み重なっていくものです。紫外線は、肌の弾力を保つ役割をしているコラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。すると、肌の弾力が奪われ、毛穴の開きやたるみにつながります。

また、紫外線でダメージを受けた肌は、ターンオーバーも乱れやすくなります。肌のターンオーバーが乱れると未成熟の角質が肌の表面にたまりやすくなり、皮脂と混ざって毛穴詰まりを起こします。詰まった毛穴が押し上げられて、毛穴の出口が開いた状態になるのです。

スキンケアをしない人が多い

スキンケアの不足も毛穴の開きにつながります。
女性のように、クレンジング剤や洗顔料を用いて顔を洗い、そのあと化粧水や乳液で保湿ケアをしているという男性は、あまり多くないかもしれません。

しかし、皮脂分泌の多い男性こそ、きちんとスキンケアをしないと、毛穴のトラブルを招きます。また、洗顔料を使わずに、水だけで洗顔をしても、皮脂汚れが肌に残ってしまいます。それに、洗顔料を使って洗顔をしても、保湿をしないと肌が乾燥し、それを補うために皮脂分泌が活発になります。

男性は、男性ホルモンの働きや生活習慣から、肌の表面はオイリーなのに、肌の中は乾燥しているという「インナードライ」の状態になりやすいのです。

男性によくある毛穴トラブル

男性によくある毛穴トラブルは、

・開き毛穴
・黒ずみ毛穴
・たるみ毛穴

です。それぞれ詳しくみていきましょう。

開き毛穴

皮脂の過剰分泌が原因で、正常な状態よりも大きく開いた状態の毛穴を「開き毛穴」といいます。
正常な状態でも毛穴から皮脂が分泌されていますが、分泌量が過剰になると、その出口である毛穴が大きく広がってしまうのです。顔の中でもとくに皮脂分泌が多い、おでこや鼻によく見られる状態です。

さらには、皮脂が過剰分泌している状態が続くと、皮脂や汚れで毛穴が詰まりやすくなります。すると、詰まりを解消しようと分解酵素が発生し、毛穴の出口付近の皮膚を溶かしてしまいます。その結果、すり鉢状に毛穴が広がった「すり鉢毛穴」になります。すり鉢毛穴は、開き毛穴の中でも深刻な状態ですので、早めのケアが重要です。

黒ずみ毛穴

皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れがあると、皮脂や角質が角栓となって毛穴に詰まった状態の「詰まり毛穴」になります。

詰まった角栓は白っぽい色をしていますが、詰まったままの状態が続くと、空気に触れていくうちに酸化して黒ずみ毛穴になります。とくに、鼻の先や小鼻にできる黒ずみ毛穴は「いちご鼻」とも呼ばれ、お悩みの方が多い状態です。詰まりを解消するだけでなく、原因となる皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れを改善する必要もあります。

たるみ毛穴

開いた毛穴の中でも、縦長に伸びた毛穴を「たるみ毛穴」といいます。
開き毛穴との見分け方として、上を向いたときに毛穴が目立たなくなるようであれば、たるみ毛穴の可能性が高いです。

たるみ毛穴の原因は、加齢のほか、紫外線によるダメージが考えられます。
紫外線によってコラーゲンとエラスチンがダメージを受けると、肌が弾力を失って、毛穴も縦長にたるんでしまうのです。たるみ毛穴は、顔の中でも面積が広い頬に、現れやすい状態です。

男性の毛穴の開きにできる対策

ここまで、男性によくある毛穴トラブルについて、お伝えしてきました。
残念ながら、開いた毛穴は放っておいても元に戻りません。ここでは、男性の毛穴の開きにできる対策について、ご紹介していきます。

洗顔

スキンケアの基本は洗顔です。洗顔料を使って、余分な皮脂と汚れをしっかりと洗い流しましょう。ドラッグストアなどでは、男性のお肌に合わせたメンズ洗顔料も豊富に売られています。
洗顔の際はゴシゴシとこすってしまうと、摩擦で肌にダメージを与えてしまいます。洗顔料をしっかりと泡立てて、泡を優しく押し当てるようにして、汚れを落とすようにしてください。

また、いちご鼻など、黒ずみ毛穴の原因となる角質の成分はタンパク質です。タンパク質を分解する作用のある酵素が含まれた洗顔料を利用するのもおすすめです。

保湿

男性は、洗顔の習慣はあっても保湿の習慣がない方も多いようです。しかし、毛穴ケアは洗顔で皮脂や汚れを落とすだけでなく、保湿ケアも重要です。肌が乾燥していると、かえって皮脂分泌が活発になってしまうからです。

保湿ケアは、化粧水だけでは水分が逃げてしまいますので、乳液やクリームなどの油分で潤いにフタをする必要があります。肌のべたつきが気になる方は、クリームよりも油分が少ない乳液を利用するとよいでしょう。近年は、メンズ向けの乳液も増えていますので、チェックしてみてください。

紫外線ケア

スキンケアには、紫外線ケアも欠かせません。紫外線は、肌が老化する一番の原因といわれています。
紫外線を浴びすぎると、日焼けやシミの原因になるだけでなく、肌のハリやキメも失われてしまいます。夏はもちろん、年間を通して日焼け止めクリームを活用しましょう。

食生活

肌や毛穴の健康には食生活も重要です。揚げ物などの脂っこい食べものやジャンクフードが多い偏った食生活は、皮脂の過剰分泌を招きます。

皮脂分泌をコントロールする働きをするビタミンB1や、皮脂分泌を抑制する作用があり、且つコラーゲン生成を助けるビタミンB2を意識して摂取するとよいでしょう。

• ・ビタミンB1
  ウナギや豚肉、玄米、枝豆などに多く含まれています。
• ・ビタミンB2
  レバー、牛乳や卵、納豆に多く含まれています。

その他、肌の修復作用のあるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含む緑黄色野菜を積極的に摂るとよいでしょう。
にんじん、ブロッコリー、パプリカ、かぼちゃ、などです。

毛穴専門店「Bébé」なら男性でも気軽に毛穴ケアができる

性別、年齢問わず、お肌の悩みは付き物です。
特に、男性にも多い毛穴のお悩みは、化粧品やセルフケアでは解決しきれないことも多々あります。自己流のケアで、かえって悪化したり肌にダメージを与えてしまうこともあるでしょう。

そんなときは、プロによるケアを受けてみてはいかがでしょうか。毛穴専門店「Bébé」は、メンズのスキンケアにも対応しています。実際に「Bébé」で毛穴ケアをされている男性のお客様もいらっしゃいます。男性ならではのケアをご提案させていただきますので、ぜひ一度お試しください！

まとめ：開いた毛穴は日頃のケアで皮脂対策を！解決できないお悩みはプロがいるお店へ

今回は、男性の毛穴のお悩みをテーマに、よくある毛穴のトラブルや原因、対策方法についてご紹介しました。
男性の肌は、もともと女性に比べて皮脂の分泌量が多く、皮脂の過剰分泌によるトラブルが起こりやすい状態です。日頃のケアで皮脂や汚れをしっかりと落とし、保湿を行いましょう。セルフケアで対応しきれない汚れや詰まりには、プロによるケアを受けてみるのもおすすめです。