ニキビの凸凹跡って治るの？原因から対策まで解説

「ニキビの凸凹跡が目立って気になる…」と悩んでいませんか？凸凹したクレーター状のニキビ跡は、肌の奥深くがダメージを受けた結果として起こります。一度できてしまうと自然に改善するのは難しいですが、適切なケアや治療を行えば目立たなくすることが可能です。

本記事では、ニキビ跡の凸凹ができる原因や効果的な対策方法、日常的な予防策について詳しく解説していきます。

凸凹のニキビ跡とは

ニキビ跡には、赤みや色素沈着など様々な状態がありますが、中でも凸凹のニキビ跡は、深刻な状態です。凸凹のニキビ跡は、表皮の奥にある真皮層がダメージを受けた結果として生じます。

通常のスキンケアでは改善が難しく、長期間にわたって肌に残ることが多いです。適切な対策を行うために、まずご自分のニキビ跡の種類を把握することが重要です。

凸凹のニキビ跡の種類と特徴

ニキビ跡の凸凹にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や治療方法が異なります。種類別にみていきましょう。

ローリング型

ローリング型のニキビ跡は、ゆるやかにくぼんでいるのが特徴です。このタイプの凹凸は、主に皮膚の癒着や脂肪の萎縮によって生じます。炎症が治る過程で傷跡として硬い瘢痕組織が形成され、それが皮膚を下に引っ張ることで凹凸が発生します。

また、炎症によって皮膚下の脂肪が委縮すると、肌の弾力が失われ、目立ちやすくなります。ローリング型のニキビ跡は、比較的浅いものが多いですが、範囲が広いため目立ちやすいのが難点です。

治療にはダーマペンやコラーゲンピールなど、肌の再生を促す施術が適しています。

アイスピック型

アイスピック型のニキビ跡は、針で刺したような深く細い凹みが特徴です。入口は小さく見えても真皮層の奥深くまでダメージが及んでいます。このタイプは、凸凹のニキビ跡の中でも治りにくく、セルフケアでは改善が難しいです。

ダーマペンやフラクショナルレーザー、TCAクロスといった専門的な治療が有効ですが、複数回の施術が必要となる場合が多いです。

ボックス型

ボックス型のニキビ跡は、縁のはっきりした四角い凹みが特徴です。ローリング型よりも凹みが深く、肌にくぼみができたように見えます。強い炎症や繰り返す炎症が原因で、真皮層がダメージを受け、コラーゲンが大きく失われた場合に起こります。

フラクショナルレーザーやダーマペンに加え、ヒアルロン酸注入などの施術も推奨されています。

ニキビ跡が凸凹になる主な原因とメカニズム

ニキビ跡が凸凹になるのは、皮膚の深い部分がダメージを受け、修復がうまくいかないためです。炎症が長引いたり、間違ったスキンケアを続けると、肌の再生力が低下し、跡が残りやすくなります。

主な原因について順に詳しくみていきましょう。

炎症の悪化による皮膚組織の破壊

ニキビ跡が凸凹になるのは、炎症が真皮層まで達し、皮膚組織が破壊されることが原因です。炎症によってコラーゲンやエラスチンが損傷すると、肌は修復のためにコラーゲンを過剰に生成します。

しかし、この過程で異常な組織が形成され、線維化と呼ばれる硬いコラーゲンの塊が皮膚の下に蓄積します。線維化が進んだ部分は、皮膚が引きつれて下に引っ張られたり、一部が盛り上がったりして、クレーターのような凹凸が目立つようになります。

誤ったスキンケアや自己処理の影響

ニキビを無理に潰したり、刺激の強いスキンケアを続けることで、炎症が悪化し、結果的にニキビ跡が残りやすくなります。

また、過度な洗顔やアルコール成分を含む化粧水の使用は、肌に負担や刺激を与えます。結果として、肌のバリア機能を低下させ、肌の修復力を弱める原因になります。

肌のターンオーバーと凸凹跡の関係

肌は一定の周期で生まれ変わりますが、このターンオーバーが乱れると、ダメージを受けた皮膚の修復が遅れ、ニキビ跡が長引いてしまいます。加齢やストレス、生活習慣の乱れがターンオーバーの遅れにつながるため、日頃のケアが重要です。

凸凹のニキビ跡の治療法

ニキビ跡の凸凹を改善するためには、スキンケアだけではなく、専門的な対策が必要な場合もあります。ここでは、凸凹のニキビ跡に有効な施術をご紹介します。

ダーマペン

ダーマペンは、極細の針で肌に微細な穴を開け、自己再生力を活性化させる施術です。施術により、コラーゲンやエラスチンの生成が促され、肌の凸凹が滑らかになります。ダウンタイムが比較的短いのもメリットです。

ただし、数回の施術が必要になることが多く、継続することでより高い効果が期待できます。

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは、肌の奥深くに微細な熱エネルギーを与え、コラーゲンやエラスチンの生成を促す施術です。施術により肌の再生が進み、弾力が回復するため、凹凸が徐々に滑らかになります。

ただし、施術後に赤みや腫れが生じることがあり、一定のダウンタイムが必要な点には注意が必要です。

ピーリング・コラーゲンピール

ピーリングは、毛穴に詰まった汚れや肌表面にたまった古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促す方法です。浅いニキビ跡や色素沈着の対策には効果的です。ただし、深い凸凹にはあまり向いていません。

一方、コラーゲンピールは、皮膚を乖離せずに、真皮層に働きかけ、コラーゲンの生成を促進します。深いニキビ跡には、コラーゲンピールが向いています。

毛穴専門店のケア

毛穴専門店では、ニキビ跡の状態に合わせた施術を受けることが可能です。専門のマシンを使った施術で、毛穴に詰まった汚れを取り除き、ターンオーバーを促すことで、ニキビの悪化やニキビ跡の形成を防ぎます。

セルフケアでは落としきれない毛穴汚れを除去できますので、美容成分の浸透を高める効果も期待できます。

凸凹ニキビ跡の予防

凸凹したニキビ跡は、セルフケアでは対策が難しいうえに、プロの施術でも繰り返し施術が必要になるなど、時間がかかります。

そのため、凸凹ニキビ跡を招く炎症性のニキビを予防していくことも重要です。ここでは、ニキビ予防についてみていきましょう。

正しい洗顔と保湿

ニキビの予防には、肌に合った洗顔料を使い、適度な頻度で洗顔を行うことが重要です。ニキビを治したいからといって、強い摩擦を与えたり、過度な洗顔をしたりすると、肌のバリア機能を低下させ、ニキビの悪化を招く可能性があります。

また、肌が乾燥するとそれを補おうとして、皮脂分泌が活発になり、それがニキビの原因となることもあります。保湿をしっかり行い、肌の水分バランスを保つことも大切です。

生活習慣の改善

バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動は、肌のターンオーバーを整えるために欠かせません。食事面では特に、ビタミンCやE、亜鉛を含む食品を積極的に摂取することで、肌の再生が促され、ニキビ跡の改善につながります。

また、肌は寝ている間に分泌される成長ホルモンによって修復や再生が促されますので、十分な睡眠時間を確保しましょう。適度な運動は、血行をよくするほか、ストレス発散にもなります。
肌の健康のためには、運動も大事ですので、生活習慣に取り入れましょう。

定期的な毛穴ケア

毛穴専門店での定期的なケアを取り入れることで、毛穴の詰まりやニキビの発生を防ぎ、肌の状態を整えることができます。肌のターンオーバーを正常に保つことが、肌トラブルの防止になりますので、専門的な毛穴ケアを習慣化することも検討してみてはいかがでしょうか。

凸凹のニキビ跡の予防には毛穴専門店「Bébé」で毛穴ケアを

凸凹したクレーター状のニキビ跡は改善が難しいのが悩ましいところです。

そのため、ニキビができないように予防したり、できたニキビの悪化を防ぐことが大切です。毛穴専門店Bébéの毛穴ケアで、ニキビができにくい肌に整えてみませんか？毛穴のプロがあなたのお肌の状態を診断し、適切なケアをご提案いたします。

まとめ

凸凹のニキビ跡は、セルフケアではなかなか改善が難しいですが、クリニックや専門店で適切な施術を受けることで目立たなくすることも可能です。セルフケアに限界を感じたら、プロのケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、日頃から、ニキビ予防を続けていくことも大切です。スキンケアや生活習慣を見直しながら、健康的な肌を目指しましょう。