冬に毛穴が目立つ原因とは？季節に合わせたスキンケアのポイント

毛穴が目立つ季節は夏、というイメージをお持ちの方も多いことでしょう。実は冬も、毛穴が気になる季節です。
今回は、冬に毛穴が目立つ原因や対策について解説していきます。季節に合ったスキンケアを知りたい方、毛穴が目立って気になっている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

冬の毛穴のお悩み

夏は年間の中でも皮脂分泌が活発な季節ですから、毛穴の詰まりや、詰まった毛穴が酸化して起こる黒ずみにお悩みを抱えている方が多いことでしょう。一方、冬は気温が下がり湿度も下がりますので、毛穴のお悩みは軽減されるイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際は、毛穴が開いて目立つ状態になる「開き毛穴」や、開いた毛穴が楕円形やしずく型に広がる「たるみ毛穴」が冬に気になる傾向にあります。
そのうえ、たるみ毛穴を放置していると、たるみ毛穴同士がくっついてみえる「帯状毛穴」に発展してしまうこともあります。

他には、毛穴が開くことによって、ファンデーションと皮脂が毛穴に詰まった状態になる「毛穴落ち」などが気になるというお声も多いようです。このように、冬は冬ならではの毛穴トラブルが起こりますので注意が必要です。

冬に毛穴が目立つ理由

冬に毛穴が目立つ主な理由は

・乾燥
・たるみ
・角質肥厚
・間違ったスキンケア

です。順に詳しくみていきましょう。

乾燥

冬になると空気が乾燥するので、肌も乾燥しやすくなります。
肌にとって最適な湿度は、65～75％といわれていますが、冬の湿度は60%を下回ることもあります。そのうえ、室内も暖房によって乾燥しやすい環境です。

肌が乾燥するとそれを補おうとして、皮脂分泌が活発になります。肌が乾燥した状態が続くと、皮脂が過剰に分泌されて毛穴を広げてしまい、目立つようになるのです。

また、気温が下がり肌が冷えると、血流が悪くなり、毛細血管から栄養が運ばれにくくなります。すると肌のバリア機能が低下して、水分を保持する力も低下します。

このように、冬は外気の湿度と気温が下がるため、肌が乾燥しやすいうえに、水分の保持力も低下しやすくなるという、悪循環が起こりやすい環境なのです。

たるみ

肌の乾燥が進むと、肌全体がたるむので、毛穴もたるんでしまいます。
先にもお伝えしました通り、気温が下がる冬は、肌が冷えて血行不良になりやすい環境です。

肌の細胞に栄養を届ける毛細血管の働きも低下し、必要な酸素や栄養素が十分に行き渡らなくなります。それにより、肌のターンオーバーが衰え、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力やハリを保つ成分の生成が低下します。結果、肌全体のたるみにつながってしまうのです。

さらには、乾燥で肌のキメが乱れると、たるみ毛穴同士がくっついて見える帯状毛穴にもなりやすい状態になります。帯状毛穴は、シワにみえるので老けた印象を与えてしまいます。

角質肥厚

冬になると、肌のざらつきやごわつきを感じる方も多いようです。それは「角質肥厚」が原因と考えられます。

肌の乾燥がきっかけでターンオーバーが乱れると、肌の表面に角質がたまりやすくなります。未成熟な角質や古い角質がたまって角質層が厚くなった「角質肥厚」の状態になります。
加えて、肌には外部からの刺激から肌を守ろうとする防御機能が働きますので、乾燥した肌から水分を逃がさないようにするため、角質を厚くしていきます。

このように、乾燥をきっかけに、ターンオーバーの乱れと防御機能の両面から、角質肥厚が起こります。角質肥厚の状態になると、美容成分が浸透しにくくなるので、ますます肌が乾燥してしまう、という負のサイクルにもつながります。

誤ったスキンケア

冬は外気の湿度や気温などの環境による影響のほかに、誤ったスキンケアが目立つ毛穴の原因になることもあります。

まず、洗顔の問題点が考えられます。夏と同じく、洗浄力が強い洗顔料を使っていると、皮脂が取り除かれ過ぎてしまう可能性があります。必要以上に皮脂が取り除かれてしまうと、肌が乾燥し、それを補おうとして皮脂の過剰分泌につながるのです。

逆に、肌の乾燥を防ごうとして、朝は洗顔料を使わないという選択をすることが、毛穴開きを招いている可能性もあります。寝ている間にも皮脂が分泌されていますので、顔に皮脂や汚れが残ったままになり、毛穴詰まりや毛穴開きを起こすこともあります。

他には、夏と同じ保湿ケア用品を使っていると、潤い不足になる可能性もあるでしょう。夏と冬では湿度が異なりますので、同じスキンケア用品では十分に対応しきれないこともあります。

冬に目立つ毛穴に出来る対策

ここまで冬に毛穴が目立つ理由についてみてきました。次に、冬に目立つ毛穴に出来る対策について解説していきます。

保湿ケア

毛穴を目立たなくするには、肌が潤いキメが整った状態にすることが重要です。特に、乾燥が気になる冬は保湿ケアを重視しましょう。

保湿ケア用品を選ぶ際には、保湿成分に注目してみてください。肌の潤いをサポートするには、セラミド配合のスキンケア用品がおすすめです。セラミドは、角層の細胞と細胞の間の水分を保持する働きをしています。

また、冬のお肌の乾燥は、空気の乾燥も大きく影響しています。室内も暖房により乾燥しやすくなりますので、加湿器で湿度を補うとよいでしょう。

そして、汗をかきやすい夏に比べて、水分補給の機会が減りがちな冬ですが、お肌の乾燥を防ぐには、やはり体の中からの水分補給も欠かせません。1日の水分摂取量は1.5～2リットルが目安とされていますので、意識しましょう。

たるみ対策

冬のお悩みに多い「たるみ毛穴」の対策には、肌のハリや弾力を保つ働きをするコラーゲンやエラスチンの生成を促すことが大事です。

レチノール配合のスキンケア用品を取り入れるとよいでしょう。レチノールは肌のターンオーバーを促し、コラーゲンの生成を促す作用をします。肌のターンオーバーが促進されると、先述したセラミドの生成も促されますので、肌の潤いアップも期待できます。

肌のたるみ予防には、表情筋トレーニングもおすすめです。口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」と数回動かすなど、手軽にできるトレーニングがありますので、取り入れてみてください。表情筋を動かすことで、血行促進になり、肌の細胞に栄養が行き渡りやすくなることも期待できます。

角質ケア

冬の肌のざらつきやごわつきには、角質ケアが効果的です。乾燥やターンオーバーの乱れから、角質層が厚くなっていますので、たまった古い角質を除去してターンオーバーを促してあげることが重要です。

ピーリングや酵素洗顔などセルフケアで出来る対策もありますが、やりすぎると肌の乾燥につながり、逆効果になりますので注意しましょう。

他に、クリニックや毛穴専門店で施術を受ける方法があります。
主に、ケミカルピーリングやウォーターピーリングといった角質ケアや、毛穴洗浄などの毛穴の詰まりを除去する施術がおすすめです。
クリニックや毛穴専門店ではプロによる施術が受けられるだけでなく、セルフケアでは使えない薬剤や機器を使えるので、より高い効果が期待できるというメリットがあります。

スキンケア用品の見直し

季節によって外気の湿度や気温が変わりますので、肌もその影響を受けます。
肌の水分量が不足するとそれを補おうとして、皮脂分泌が活発になります。乾燥した状態が続くと皮脂の過剰分泌が起こり、毛穴が開きやすくなりますので、肌が乾燥しやすい冬には、より保湿力の高いスキンケア用品を使うとよいでしょう。

洗顔料も、夏と同じ洗浄力が強いものを使っていると、肌の乾燥につながります。保湿成分が入った洗顔料を選ぶとよいでしょう。

開いた毛穴を隠そうとして、ファンデーションを厚塗りすると、毛穴落ちをして余計に目立ってしまいます。低刺激で保湿成分の配合が高いファンデーションを選ぶなど、工夫しましょう。

毛穴専門店Bébéで冬でも潤いとハリのあるお肌に

冬には、冬ならではの毛穴のお悩みが出てくるものです。乾燥しやすく血行不良になりやすい冬こそ、毛穴ケアや角質ケアが大事です。毛穴専門店で毛穴のケアをして、冬でも潤いとハリのあるお肌を手に入れませんか？

Bébéは定期的に通いやすい価格設定なのも、ご好評を頂いています。これを機に、毛穴専門店でのケアを日常のルーティンに取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、冬に毛穴が目立つ原因やその対策について解説しました。
冬は年間の中でも湿度が低い季節ですので、より肌が乾燥しやすい環境です。乾燥が原因で皮脂が過剰分泌されると、毛穴が開く原因にもなります。冬は特に意識して保湿ケアをするとよいでしょう。

また冬に起こりやすい角質肥厚には、角質ケアや毛穴洗浄が効果的です。角質肥厚の状態では、美容成分が浸透しにくく、余計に肌が乾燥しやすくなります。冬のお肌にこそ、プロによる角質ケアや毛穴のお手入れを取り入れてみてはいかがでしょうか。