肌のターンオーバーを整えるには？美肌への近道と毛穴ケアのポイント

お肌の健康を語るときに、必ずといっていいほど出てくる「ターンオーバー」という言葉。「よく聞くけれど、そもそもなぜターンオーバーが大事なの？」と疑問に思っている方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回はターンオーバーの基本的な知識から、整えるための対策まで詳しく解説していきます。最近、お肌の調子が悪い、毛穴が気になる、という方は、ぜひ本記事を最後までお読みください。

肌のターンオーバーとは？

はじめに、肌のターンオーバーの基本や美肌との関係について、解説していきます。

ターンオーバーの基本知識

肌のターンオーバーとは、ひとことでいうと、肌の新陳代謝のことです。

私たちの皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織の3層から成り立っており、そのうち表皮が新陳代謝を繰り返しています。
表皮の一番下の基底層で新しい細胞が作られ、少しずつ上へ押し出されていきます。押しだされた細胞が表面の角層まで到達すると、垢となって自然と剥がれ落ちます。この一連の流れを肌のターンオーバーといいます。

美肌とターンオーバーの関係

美肌を保つには、ターンオーバーが正常であることが非常に重要です。ターンオーバーが正常であれば、肌のキメが整い、シミの原因になるメラニンも排出されますので、シミにもなりにくい状態です。

しかし、何らかの理由で新陳代謝がうまくいかなくなると、メラニンの排出が十分にできなくなり、シミやくすみがでやすくなります。さらには、肌の表面に古い角質が残りやすくなり、毛穴の詰まりやニキビなどの炎症につながることもあります。

ターンオーバーを妨げる原因

日常生活の中で、知らず知らずのうちに肌の健康によくない行動をとってしまうことがあります。次に、ターンオーバーを乱す主な要因について解説していきます。

睡眠不足

睡眠は、体全体の健康を維持するために重要な要素で、もちろんお肌の健康にも影響します。

寝ている間に分泌される成長ホルモンは、肌細胞の新陳代謝を促し、ダメージを受けた細胞を修復します。ですので、睡眠不足が続くと、ターンオーバーが乱れてしまいます。

そして、成長ホルモンは、寝付いてから3時間の一番深い眠りの間に、最も多く分泌されるといわれています。寝つきが悪い、眠りが浅いなど、眠りの質が悪いと成長ホルモンの分泌が減ってしまいます。美肌のためには、睡眠時間の長さと質の両方が必要です。

紫外線によるダメージ

紫外線を浴びて肌の細胞がダメージを受けると、代謝を活発にしてダメージを修復しようとします。するとターンオーバーのサイクルが乱れて、未成熟な角質が表面にたまり、古い角質が剥がれにくくなります。その結果、角層が厚くなり、毛穴の詰まりや肌のざらつきにつながります。

また、紫外線から肌を守ろうとして過剰に生成されたメラニンが、排出しきれずにシミやくすみの原因となります。

ストレスとホルモンの関係

ストレスが溜まると、自律神経の乱れが起こり、ホルモンバランスも乱れます。この両方の乱れが肌のターンオーバーに悪影響を与えます。

ストレスが溜まると「ストレスホルモン」とも呼ばれるコルチゾールが分泌されます。コルチゾールは、肌の再生や修復を阻害してしまいます。
また、自律神経が乱れると、男性ホルモンの分泌が増し、皮脂分泌が活発になります。毛穴の開きや詰まりが起こり、代謝が乱れる原因になります。

加えて、ストレスを感じているときは、交感神経が優位になり、血管が収縮し血流が悪くなります。結果、肌に必要な栄養が運ばれにくくなり、肌が再生しにくくなります。

タバコとアルコールの影響

タバコやアルコールも、ターンオーバーを妨げる原因となります。

タバコは血行を悪化させますので、肌への栄養供給が滞り、肌の再生も遅れます。そのうえタバコは、肌のターンオーバーを促す働きもしているビタミンCを大量に消費してしまいます。

アルコールを摂取すると、体内の水分が不足し、血流が低下しますので、タバコ同様にターンオーバーの低下を招きます。アルコールには利尿作用があることと、飲酒後に発生する有害物質アセトアルデヒドの分解に、水分を必要とするためです。

ターンオーバーを整えるための対策

ターンオーバーを正常に保つためには、日々の生活習慣の見直しと正しいスキンケアが重要です。ここでは、ターンオーバーを整えるための具体的な対策について解説していきます。

生活習慣の見直し

ターンオーバーを整えるためには、日々の生活習慣を見直すことが重要です。
規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠時間を確保しましょう。就寝時間と起床時間を毎日同じ時間にすることで、生活にリズムができ、自律神経も整いやすくなります。

生活習慣に、適度な運動を取り入れることもおすすめします。運動により血行が改善すれば、肌へ栄養が運ばれやすくなり、細胞の再生も促されるでしょう。それに、運動をすることで、ストレス発散の効果も期待できます。

食事と栄養バランスの見直し

肌が正常に再生するには、その元となる栄養源も重要です。それぞれの栄養をバランスよく摂ることが大事ですが、特に、タンパク質、ビタミンB群、亜鉛、食物繊維を意識しましょう。

肌はタンパク質から出来ていますので、まず、肉類・魚類・卵・大豆製品・乳製品などのタンパク質を意識して摂ってください。ビタミンB2，B6は肌の代謝に関わるビタミンで、亜鉛は、タンパク質の合成を促進します。便秘は、ターンオーバーを妨げてしまいますので、食物繊維も意識して摂りましょう。
各栄養素は、以下の食べ物に多く含まれています。参考にしてください。

■ビタミンB2
納豆、うなぎ、卵、アーモンド、ブロッコリーなど

■ビタミンB6
カツオ、マグロ、バナナ、赤パプリカ、さつまいもなど

■亜鉛
牡蠣、牛赤身肉、油揚げなど

■食物繊維
海藻類、きのこ類、こんにゃく、切り干し大根、ゴボウなど

洗顔

肌にメイク汚れや皮脂汚れが残っていると毛穴詰まりを起こし、ターンオーバーを妨げてしまうことがありますので、日々の洗顔は丁寧に行いましょう。

ただし、ゴシゴシとこすって摩擦になると、かえって肌のダメージにつながりますので注意しましょう。洗顔料をしっかりと泡立てて、優しく洗い流すことがポイントです。

メイクをした日は、クレンジングと洗顔と必ずダブル洗顔をしてください。クレンジングは洗浄力が強すぎると、乾燥やバリア機能の低下からターンオーバーのサイクルが乱れることもありますので注意してください。メイクの濃さや季節によって、クレンジング剤や洗顔料を分けてみるのもよいでしょう。

保湿

ターンオーバーを整えるためには、保湿も欠かせません。
私たちの肌は、水分を保持することによって、バリア機能を保っています。乾燥によってバリア機能が衰えると、ターンオーバーの乱れにつながりますので、肌の水分保持力を高めていくことが大切です。

保湿ケア用品を選ぶ際には、セラミドやヒアルロン酸など保湿成分にも注目してみてください。セラミドは、角層の細胞と細胞の間を満たしている成分で、セラミドが十分にある状態だと、バリア機能がしっかり働き、肌のキメも整った状態です。ヒアルロン酸は、真皮のコラーゲンとエラスチンのすき間を満たしている成分で、水分を保持する役割を果たしています。

角質ケア

ターンオーバーを促すためには、角質ケアも効果的です。古い角質が肌表面に残っていると、肌のごわつきや毛穴の詰まりを起こしやすくなります。

定期的にピーリングや酵素洗顔で角質を取り除くケアをするとよいでしょう。
ピーリングは、薬剤で角質を取り除く方法で、酵素洗顔は、タンパク質を分解する酵素の力で、たまった角質を取り除く方法です。

ただし、角質ケアはやりすぎないように注意しましょう。商品の使用法に書かれている頻度を守ってください。やりすぎて肌にダメージを受けると、回復のためにターンオーバーを早めようと作用するため、かえってサイクルが乱れてしまいます。

プロによる施術

セルフケアで効果を感じられない場合、プロによる施術を受けることもひとつの選択肢です。特に、毛穴トラブルやターンオーバーの乱れが気になる場合、エステサロンやクリニックでのプロの施術に頼るとよいでしょう。

ケミカルピーリングやレーザー治療、イオン導入など、セルフケアでは使えない薬剤や機器を使った施術が受けられるので、高い効果が期待できます。

また、ターンオーバーの改善には、毛穴トラブルを解消することが重要です。毛穴専門店では、プロによる毛穴ケアを受けられるため、毛穴詰まりや黒ずみの解消にも効果的です。

毛穴専門店「Bébé」でケアをしてターンオーバーを整えよう

美肌になるには、ターンオーバーの正常化が近道です。毛穴にトラブルがあると代謝が妨げられますので、毛穴ケアや角質ケアは定期的に行うことが大事です。Bébéなら通いやすい価格設定なのも嬉しいところです。Bébéでお肌の土台を整えて、美肌を手に入れましょう。

まとめ

今回は、肌のターンオーバーをテーマにお伝えしました。美肌への近道は、肌のターンオーバーを正常にすることです。そのためには、睡眠をはじめとした生活習慣を整えることや、正しいスキンケアが重要です。

セルフケアに加えて、クリニックや毛穴専門店でプロによる施術を受けることで、さらに高い効果が期待できます。ターンオーバーの乱れや毛穴トラブルが気になる方は、一度、Bébéのカウンセリングを受けてみてください。あなたのお肌に合った対策をご提案いたします。