ピーリングはニキビに効く？種類別の効果とおすすめのケア法を解説

ニキビに悩む多くの方が「ピーリング」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。ピーリングは、ニキビ改善や予防に効果的とされています。

しかし、その種類や使い方を誤ると、かえって肌トラブルの原因になることも。こちらの記事では、ピーリングの種類や効果、選び方を詳しく解説していきます。ニキビにお悩みの方、ピーリングに興味がある方は、ぜひ、参考にしてみてください。

ピーリングとニキビの関係とは？

ピーリングは、肌表面の古い角質や毛穴の汚れを取り除くスキンケアのことをいいます。はじめに、ピーリングがニキビに効果があるとされる理由や、具体的な効果を説明していきます。

ピーリングがニキビに効果的な理由

ピーリングがニキビに効果的なのは、毛穴詰まりの原因である古い角質や皮脂を取り除けるからです。古い角質が肌表面にたまると、毛穴が詰まりアクネ菌が増殖しやすくなります。このアクネ菌が炎症を引き起こし、ニキビの原因となるのです。

ピーリングで古い角質を除去することで、アクネ菌の繁殖を抑え、炎症性ニキビを防ぐ効果が期待できます。

また、ピーリングにより肌のターンオーバーが促されると、毛穴に皮脂が溜まりにくくなり、ニキビの予防にもつながります。ただし、肌に刺激を与えすぎないよう、適切な方法や頻度で行うことが重要です。

ピーリングがもたらす肌への効果

ピーリングには、ニキビ以外にも肌全体の質感を改善する効果も期待できます。たとえば、肌表面の古い角質を取り除くことで、ごわつきやくすみが改善します。メイクのノリもよくなるでしょう。

さらに、ターンオーバーが正常化することで、ニキビ跡や色素沈着の改善にもつながります。ただし、炎症性ニキビがある場合は、刺激で悪化する可能性がありますので、注意が必要です。

ピーリングの種類とニキビへの効果

ピーリングにはさまざまな種類があり、ニキビの状態や肌質によって適しているものが異なります。ここでは、代表的な3つのピーリングについて解説します。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、薬剤を使って肌表面の古い角質を溶かし、取り除く方法です。ニキビや毛穴詰まり、肌のざらつきの改善に効果が期待できます。クリニックでは主に、グリコール酸、サリチル酸、乳酸が使用されています。

グリコール酸は、肌に深く浸透しやすい特徴があり、毛穴の詰まりやニキビ、くすみの改善に役立ちます。ニキビケアや肌の質感を滑らかにしたい人に向いています。サリチル酸は脂溶性のため、脂性肌に適しています。

炎症を抑え、皮脂分泌を抑える効果があります。乳酸は、色素に効果を発揮しますので、色素沈着やシミ、くすみの改善が期待できます。

浸透型ピーリング

浸透型ピーリングは、肌の真皮層まで働きかける方法です。肌の再生を促すことで、毛穴の開きやニキビ跡の改善だけでなく、シミやシワ、ハリの改善にも効果が期待できます。代表的な施術にマッサージピールやミラノリピールがあります。

どちらも、高濃度のトリクロロ酢酸を使用し、コラーゲンの生成やターンオーバーを促します。

その結果、幅広い肌トラブルに効果を発揮します。ニキビや毛穴のお悩みのほか、エイジングサインが気になる方におすすめです。

マシンピーリング

マシンピーリングは、専用の機器を使って肌表面の角質を物理的に削り取る方法です。即効性があり、毛穴詰まりやニキビの改善に役立ちます。ハイドラフェイシャルは、水流を使って古い角質や毛穴汚れを除去し、同時に美容成分を導入するピーリングです。

肌を滑らかにしながら保湿も行えるため、乾燥やくすみが気になる方にもおすすめです。レーザーピーリングは、熱エネルギーで肌の表面の古い角質や汚れを除去する施術です。コラーゲンの生成を促すため、毛穴の引き締めや肌のハリを高める効果も期待できます。

ニキビの状態や肌質別のピーリング選び

ニキビの状態や肌質に応じて、適切なピーリング方法を選ぶことが重要です。ここからは、ニキビや肌質タイプ別におすすめのピーリング方法を解説します。

軽いニキビ・ニキビ跡

軽度のニキビや赤みのあるニキビ跡、色素沈着がある場合には、刺激が少なく、肌をなめらかに整えるピーリングが効果的です。グリコール酸ピーリングは、コラーゲンの生成を促進しますので、ニキビ跡や色素沈着の改善にも役立ちます。

毛穴の詰まりを取り除くことで、ニキビの改善や予防にもつながります。

また、乳酸ピーリングは、赤みやくすみを改善するのに適しています。比較的、肌に優しいため、敏感肌の方でも使用しやすいのが特徴です。

ニキビ肌・脂性肌

炎症性ニキビには、皮脂を抑える効果があるピーリングが適しています。サリチル酸ピーリングは、毛穴の奥深くに浸透し、皮脂分泌をコントロールしながら炎症を抑えます。炎症性のニキビや脂性肌の方におすすめです。

また、ニキビができにくい肌に整えていくには、水流を使って古い角質や毛穴汚れを除去するハイドラフェイシャルがおすすめです。

敏感肌・乾燥肌

敏感肌や乾燥肌の方には、保湿成分を含み、肌に優しいピーリングが適しています。乳酸ピーリングは、保湿しながら、赤みや色素沈着、くすみを改善します。肌のバリア機能を保つ効果もあり、敏感肌にも使いやすいです。

サリチル酸マクロゴールピーリングは、従来のサリチル酸ピーリングよりも刺激が少なく、敏感肌や乾燥肌でも使用しやすいです。ニキビや毛穴詰まりなどの肌トラブルに効果を発揮します。

自宅でできるピーリングとクリニックでの施術の違い

ピーリングには、自宅で手軽に行える方法と、専門のクリニックで受ける施術があります。それぞれの特徴を理解して選びましょう。

市販のピーリングアイテムの選び方

市販のピーリングアイテムは、自宅で手軽に試せる点が魅力です。主に、石鹸タイプ、ジェルタイプ、美容液タイプがあります。石鹸タイプは、ピーリング成分が入ったものを洗顔料として使います。

効果は緩やかですが、取り入れやすいケア方法です。ジェルタイプは洗顔後に顔に塗布して馴染ませ、ポロポロと剥がれた角質を洗い流して使います。見た目にもピーリングの効果を実感しやすいですが、刺激が強いものも多いので使用頻度には注意が必要です。

美容液タイプは、ピーリング成分の他に美容成分が含まれていることも多く、日常使いが可能です。

皮膚科やクリニックの施術が適しているケース

皮膚科でのピーリングは、市販のピーリング剤よりも濃度が高い薬剤を使用できますので、その分、高い効果が期待できます。さらには、専門医の指導のもとで施術が行われるため、安全性が高いのも特徴です。

炎症性ニキビや深いニキビ跡など、セルフケアでは改善が難しい場合には、皮膚科やクリニックの施術が適しています。施術後のアフターケアも指導してもらえるため、長期的な肌改善が期待できます。

ピーリングの頻度や注意点

ピーリングを効果的に取り入れるには、適切な頻度やアフターケアが重要です。ここでは、具体的な注意点について解説します。

ピーリングの適した頻度

セルフケアで行うピーリングの中でも、ジェルタイプのピーリングは、肌への負担を考慮して、週1～2回程度の頻度が目安です。頻度が高すぎると、肌の刺激やダメージとなり、肌トラブルの原因になります。

肌の状態を見ながら、適切なペースで行うことが大切です。クリニックで行うピーリングは、月に1～2回程度の頻度が一般的です。

そして、1回の施術で終了ではなく、4～5回程度継続することで、効果を感じられるケースも多いです。途中でやめてしまうと、十分な効果を得られないケースもありますので、医師の指示に従い、適切な頻度と回数で施術を受けましょう。

ピーリング後の保湿が重要な理由

ピーリング後は、角質が除去されることで新しい肌がむき出しになり、水分が蒸発しやすく乾燥します。そのため、普段以上に保湿ケアが大切です。セラミドやヒアルロン酸を含む化粧水やクリームで、たっぷり保湿しましょう。

紫外線対策とピーリング後の注意点

ピーリング後は肌が敏感になっているため、紫外線の影響を受けやすくなります。施術後1週間程度は、海や山など強い紫外線を浴びるレジャーは避けてください。ピーリング後は、日焼け止めをしっかり塗ることはもちろん、帽子や日傘で物理的な対策も取りましょう。

また、施術直後は、スクラブ洗顔や顔の剃毛処理など、肌の刺激になるお手入れは避けるようにしてください。

ニキビケアや予防には毛穴専門店「Bébé」の毛穴ケアもおすすめ

ニキビケアや予防には、毛穴洗浄を組み合わせるとさらに効果的です。毛穴に詰まった汚れが酸化してしまうと、黒ずみや新しいニキビの原因となります。毛穴専門店「Bébé」では、肌への負担を最小限に抑えつつ、毛穴を清潔で健康的に保つ施術を提供しています。

ピーリングと併用することで、ニキビケアの相乗効果が期待できます。ニキビや毛穴詰まりにお悩みの方は、毛穴専門店「Bébé」におまかせください。

まとめ

ピーリングは、ニキビケアや予防に効果的なスキンケア方法です。ただし、自分の肌質やニキビの状態に合ったケア方法を選ぶことが重要です。

また、適切な頻度とアフターケアを守ることで、より効果を実感できます。セルフケアとクリニックでの施術を上手に組み合わせて、健康で美しい肌を維持していきましょう。